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その後の『香炉峯』�

第一回公演終了から3週間。この間、関係各位のサイトを訪れると、「千秋楽!」「終わった!」「お疲れ様でした!」等等の文字が踊っている。それを眺めてようやく主宰者本人が「ああ、とりあえず終わったんだなあ…」などと間抜けな感慨に至る日々であった。
そしてようやく、今日に至っていささかは冷静に公演を振り返るゆとりが生まれてきたように思う。
思えば公演終了後のサイト更新をだいぶ怠ってしまった。新情報を心待ちにして下さった方々にまずはお詫び申し上げる。

公演二日目、6月5日(金)19時の部上演中に劇場内で起きた現象については、いずれこのサイトでも詳しく御紹介したいと思っている。が、今は諸事情に鑑み、事のあらましを簡単にお伝えするに留めたい。

以下、当時の状況を最も客観的に把握していたと思われる舞台監督の証言を御紹介してみたい。

「順調に進み中盤近くにさしかかったころ美術スタッフが一人抱えて顔色を変えながらやってきた。
一言、『マズイ!いつもの状態じゃない!』
香港から来たスタッフだが女の子が泣きじゃくっている。
ただ事ではない状況を感じ外へ連れ出した。
何があったのかさっぱりわからない。
後で判明したがどうやらトランス状態に陥ったらしい。
別の言い方でいえば清少納言が憑依したとでもいうのだろう。

もうピンチです!!!
装束なので早替えは美術スタッフしか出来ない状況。
俺はすだれの上げ下げをする為その場を離れられない状況。
女の子についていないと何をするか分からない状況。
更に遅れてきた客を誘導しなければならない状況。
いっぺんに4つの状況に陥った!!!
しかも舞台は進行していて一刻の猶予も無いのだ!

もう頭と体をフル回転させるしかない!!

まずは客が来ないことを祈りつつ手伝いの子に誘導の指示を出した。
次は女の子のフォローは受付に一人残っていたので俺がいない間
見てもらった。
残る2つは俺がやるしかないだろう!
舞台の状況を確認しつつ控えている役者一人と二人で
早替えと上げ下げを同時に行うという決断を下した。
役者には最悪袖からの出が遅れる事を告げながら片手で衣装を支え
もう片方で紐を持つ無謀な状態。

結果はどうにかぎりぎりの所で役者の出は間に合った。ふ〜。

次は女の子の状態確認をしなければならない。
しかし日本語がしゃべれず更に泣きじゃくっている状態なので
さっぱりわからん。
しょうがないのでもう一人の香港スタッフに一緒にいてもらうことにして
舞台に戻ったらもう終わりかけていた。

何も無かった様に客出しのあいさつをして舞台は無事終わった。。。

はっきりいってこんな日初めてです。
女の子はその後知り合いの霊媒師に連れて行ったので明日には
いつもの状態になっているだろう。
(なんで知り合いに霊媒師がいるの?っていうツッコミは無しです)

明日は早めに言って劇場に御清めしないと・・・
やっぱり「能」って死者がでる話だから最初にお払いするべきだったかな?
小道具も本番直前で壊れたりしたし。。。

明日は無事公演とバラシが出来ますように祈ろうっと。」

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2004年06月25日 04:41に投稿されたエントリーのページです。

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