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ロマンじゃなくて、ビジョンだね

笛麿(朧座制作部)と久方ぶりの長電話。議題は朧座第二回公演について。
彼は第一回公演の時、いくつかの極めて重要な提言を発する他は、ただひたすら静観を貫いた。私がどこまで本気なのか、今申楽とやらに将来性はあるのか、しかと見届けた上でこの座組に加わるべきかどうかを判断しようという腹なのだった。
我々第一回公演メンバーは、あたかも釈迦の掌中で力む孫悟空さながら、徹頭徹尾、笛麿の瞰視下にあってもがき苦しんでいたわけだ。
嫌な奴である。そう、制作者たる者、このくらいの腹黒さがなくては困るのだ。
そして、この腹黒いお釈迦様は、第一回公演を客席で二度観た上で、結論を下したのである。
二回目以降の制作総指揮は余が執り行う、と。

さて、議題も一通り出尽くしたところで、ふと私はこんな事を言ってみた。
「朧座衆にはロマンが必要だと思うんだけど」
笛麿の返しはこうである。
「違うね。ロマンじゃなくて、ビジョンだね」
参りました。ま、性格の差というものを如実に物語る会話ではある。

というわけで、朧座第二回公演からは、本格的にアートマネージメントの手が入る事となる。
第一回公演の時は、そんなものはなかった。ともかく第一歩を踏み出す事に意義があった。
しかし、きちんとした制作が入ってこそ真の公演である。そういう意味では、第二回こそが朧座の真なる誕生という事になろう。
御期待戴きたい。

なお、将来朧座には、専用のハコ(上演空間)が必要になるという話も出た。

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コメント (2)

そうそう、笛麿・鼓乃丞両氏にも会わなければ。3月1日か2日には帰京します。

朧太夫:

ほい。待ってます。
ちなみに19日(土)には都内某所にて空也坊のイベントあり。

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2005年02月21日 04:44に投稿されたエントリーのページです。

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