先日、久しぶりに小学校の同窓会がありました。
持つべきものは友。楽しかったですね。
懐かしい担任の先生方にも御挨拶出来て良かったです。
旧友のみなさんに是非朧座の事を知って戴きたいと思い、いささか宣伝に熱弁をふるい過ぎたかな。いや、そうでもないか。
赤ちゃん同伴のお母さん方も結構見えていましたからね。もっと大きいお子さんもいたなあ。
変な言い方ですが、朧座もある意味では私の子供みたいなものですから。私なりの近況報告という事で、ひとつお許し戴きたいと思います。
何しろ、お渡しする名刺が「朧太夫」ですから、私の本名しか知らない皆さんはビックリなさるわけです。
「なんて読むの?」「オボロダユー?」
で、実はその三文字を下から音読みすると本名になってるんだと教えて、「ああなるほど」「そういうオチかよ」と。
オチってわけじゃないんですけどね。
白状すると、確かに朧座という固有名詞は、もともと私の本名から生まれたものです。
新しく一座を旗揚げするに当たって、それに相応しい新しい芸名を考えていた時に、どこかで本名を生かしたいなあと思っていました。で、試しに本名を逆さに音読みしてみたら、ロータユー。タユーといえば太夫という言葉があったな、劇団の座長という意味だからちょうど良いじゃないかと。
ロー太夫。で、ローは何が良いかなあ……と思っているうちに、朧の字がボワッと、それこそオボロに浮かんできたのです。
朧太夫。そして、その一座の名は自ずから朧座、と決まったのでした。
新芸名は朧太夫で行きます!と、仲良しの日舞の先生に報告したら、こう言われました。
「あのね、オボロってのは、頭が薄い、ハゲって意味ですよ。よしときなさいな、ユータロー君」
ハゲに近づけば近づくほど光ってくる、末永く使える芸名という事で、採用を決定いたしました。
もちろん、「ぼんやりしたさま」「はっきりしないさま」が本来の意味であって、「ハゲ」は俗語的用法と思われます。私が見た限り、どの辞書にも載っていません。念のため。