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陰暦2月3日

昨日、朧座次回作の仮チラシを持って、とある劇場を訪れました。そこで今日から行われる公演の当日パンフに折り込んで戴く為です。
この公演には、朧座の関係者も俳優・スタッフとして携わっており、彼らの御好意でちょっとだけ劇場の中を見せて戴く事が出来ました。
いやはや、緊張しますね。他所様の公演、それも本番前日の小屋の中というのは。
この劇場に来るのは、私は初めてでした。県が建てた大型の劇場で、駅から歩いて7分ほどのところにあります。
歩きながら考えたことがあります。
劇場の周りになんにもないなあ…と。

この国の舞台芸術をとりまく現状を象徴しているかのような物寂しさでした。

ここはたまたま、とある県だからそれがわかりやすいのです。
これが東京だと、やみくもに人が多いので、店なんかもやたらにあってわかりにくい。
下北沢など良い例で、小劇場がたくさんあるところに、若者の街ということでいつも賑わっているものだから、ついここが「演劇の街」であるかのような錯覚を抱きがちです。
本当に下北沢は演劇の街なのか。
若者の街にたまたま本多系の小劇場が集中しているという事ではないのか。

日本で舞台芸術が本当に生きていく為には、何をなすべきか、何がなされるべきか、このところ真剣に考えています。
おそらく興行者の側、観客の側、双方に意識改革が必要なのでしょう。
ただ私自身は興行者の側なので、その線で言いますと、やはり関係者は自分達を「売る」という努力をしなければならないと思います。主催者は当然ですが、主催者だけではなく、俳優もスタッフも全員、せっかく自分達の創るものをより多くの方に観て戴こう、観て戴かねば自分達の仕事はまるで意味がないのだという意識を持つべきだと考えます。

それがチケットノルマというような次元でなく、根本的な意識の部分においてなされる事を私としては望んでいます。また、俳優やスタッフが自分達の作品を誇りを持って宣伝できるような、そんな作品を創らなければならないと思います。大前提として。

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2006年03月02日 09:42に投稿されたエントリーのページです。

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