チラシが完成したので稽古場で役者に手渡す。皆喜んでくれて良かった。その作品に関わることを演者に誇りに思ってもらえるような、そんなチラシが一番だ。チラシに負けないよう、しっかり稽古して行かねば。
(ところで私は、チラシよりオクバリとかオワタシというような名称の方が良いのではないかと最近思っている。ぞんざいにチラシてなんかいるから演劇は動員が伸び悩むのではないか、サラ金でさえ駅前でティッシュをオワタシしているではないか…と。だから今回のフライヤーも、なるべくならチラスのではなく、お客様一方一方に丁寧にオワタシしたいものである)
今日も読み稽古。阿部氏が絶好調だった。「この役はこんなイメージがあるのでちょっとやってみても良いですか」と言うので試してもらった事がある。こういう申し出は作演出としてとても嬉しい。
途中、ある長台詞を、一例として私が読んでみた。自分で書いた台詞なのに、何度かつまづいてしまった。恥ずかしい限りである。反省。
帰り際、役者達が、役者同士の日常会話も鎌倉時代語でやってみたらどうかと話し合っていた。鎌倉時代語は厳密には再現できない(できるものなら試してみたいが、テープがないので土台無理である)、あの台本にあるのは正確には鎌倉時代語ではないと補足しておいた。言うなれば擬鎌倉時代語である。しかしともかく、台本の話し言葉で日常会話も行うというアイディア自体は素晴らしい。演出も候文でやってみようかな。「今のとこ、ダメ出し申したく存じ候」とか。
公演後、出演者全員ハットリ君みたいになっているかも知れない。