昼、通し稽古。近頃の中では最悪の出来であった。監修陳氏によれば朧太夫がもっともまずかったらしい。芝居し過ぎだという。気を付けます。
とかくナチュラルでありたいものです。
夜。政子の面やら皆の仮装束やら小道具やらが続々と稽古場に届き始める。
最近、気になる事がある。皆、体調は大丈夫か。また、木を見て森を見ずになってはいないか。
ある者に私の代役をさせた時、絶対に間違えるはずのない台詞を言い間違えた。他人の台詞という事か。ある者は「そちら」「こちら」という言葉を稽古場で頻発する。演劇という共同作業にあって偏狭な分業意識は不要を通り越して害である。また演出家に第一に提出しなければならない資料がまだ届かない
のはどういう事か。
全体を見る目のない者が演劇に参加する事は許されない。