稽古場最終日。早いものである。
昼、ハープ奏者・彩氏と子守唄の稽古。続いて政子・御花。そして演奏交えての通し稽古。
生演奏・効果音・マイク声と、洞窟シーンが音の洪水になってしまった。それを除けば、まあまずまずの出来ではあったろう。緩急も生まれてきた。冗長も抑えられてきた。そして何より、役者が生きてきた。
音に関しては残りの時間のどこかで整理しなければ…。
最後は皆さんと夕食会。これが一番大切な稽古なのだと、実は私は思っている。
宴会のさなか、場内アナウンスをJERSEY氏にお願いして田上氏に録音して戴く。
深夜、川崎ファクトリーのトラックが稽古場に到着。環八の大渋滞に巻き込まれたようだ。トラック部隊の皆様本当にご苦労様でした。
そして早朝、面担当山戸氏、ついにひとまず彫刻刀を手放す。
私は、この公演が終わったあと、皆で温泉に行こうと思っている。その時は、温泉に出かける前に有志でこの稽古場の掃除を行いたい。
最初の頃は私一人で後片付けをしていたが、最近は皆が手伝ってくれる。
演劇は人間芸術である。そんな当たり前の事を3か月もの間、改めて我々に教えてくれた稽古場であった。
掛け値なく、我々の汗も涙もとことん吸い尽くした稽古場である。猫や蛙や虫などがよく遊びに来たものだ。