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自分を思い出してくれることが嬉しい

先日、関西のお寺で、「僧体験」をしてきた。実は、私がこのお寺でこれを行わせて戴くのは今回が二度目である。前回は、一昨年の春であった。
読経に写経、座禅、その他一通りの事は体験出来るのである。私は、前回は北条政子、今回は源頼家、いずれにしても出家役であるから、たった1泊2日とはいえ、僧侶の生活を送ってみることは意義あることと思い、再び門を叩いたのであった。前回同様、温かくご指導下さった先生方には、心から感謝している。が、今回は少し残念なこともあった。
宿坊に泊まりに来ている学生たちが、朝まで宴会し、大騒ぎをしていたのである。場所柄を弁えぬ者たちにも腹が立つが、それをお寺のどなたもが止めておられぬという事実が私には悲しかった。

僧体験を終えたのち、京都に頼家ゆかりの寺があることを思い出し、拝観時間は終わっていたがお訪ねしてみた。初対面にもかかわらず、お忙しいなか話を聞いて下さり、チラシを寺に置くから送って欲しいとまで仰って下さったのが本当に有難い。
それにしても、頼家と言うと馬鹿殿のイメージばかりが先行しているが、実はこんな立派なお寺の御開基様でもあるのである。この事は、もっと知られて良い事であろう。

「故人は自分を思い出してくれる事が嬉しいのだ」と、これは今回の旅のさなかに出会ったとあるお方が私に教えて下さった事柄である。この言葉に、私は大変勇気付けられた。

そして、この頼家の建てたお寺に初めて足を踏み入れて、再び、その言葉を思い出した。

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2007年05月14日 21:35に投稿されたエントリーのページです。

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