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2007年06月 アーカイブ

2007年06月04日

陰暦4月19日

3年前の今日、今申楽 朧座の旗揚げ公演『香炉峯』は初日を迎えたのでした。
あれから3年。お陰様をもちまして、朧座、日々前進を続けております。

日本の古寺社の境内で、しかもその地の歴史を掘り起こすような内容の公演を行う。来月、伊豆修禅寺で、私の夢が一気に二つも実現する事になりました。
今一つの夢は、登場人物の御子孫の方々に劇を見て戴くことであります。ところが、最近わかったことなのですが、実はどうも私自身がさる登場人物の遠い遠い親戚に当たる可能性があるようなのです。

空恐ろしくもありますが、今はひたすら精進あるのみ。今日も裾野市にお住まいの学生時代の先輩から数年ぶりにお電話を戴き、今まで陰ながら応援してきたが、今回こそは地元公演、家族で見に行くとのお言葉を賜りました。これに勝る励みがありましょうか。Kさん、本当に有難うございます。

皆様、7月の勧進今申楽、何卒御期待下さいませ。

2007年06月06日

陰暦4月21日

昨日は、さる演劇雑誌の編集部にご挨拶して参りました。
突然お伺いさせて戴いたのですが、お時間を作って下さり、今申楽のことなど熱心に話を聞いて下さいました。有難うございました。

『歴史読本』7月号をお渡ししたところ、「うわ!重たい!」とビックリしておられました。

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2007年06月12日

陰暦4月27日

昨日も、お世話になっているとある方からこんなメールを戴きました。

「修禅寺の境内で作品が上演されるとは誠におめでとうございます。朧太夫の苦心が実ったのでしょうが頼家の霊が喜んで呼び寄せたのかもしれませんね。生憎と伺えませんが当日のご盛会を心より祈っています。今後とも益々頑張って下さい。」

そうか、喜んで呼び寄せてくれたのか…と思うと、勇気が湧いて来ます。
本当に嬉しく、有難い限りです。
応援して下さっている皆様、いつも有難うございます。どうぞ、7月の勧進今申楽にご期待下さい。

陰暦4月27日その2

いろんな劇団のホームページを見ていると、まだ台本が全然上がっていないのに稽古に突入というようなケースが多いのに驚く。需要から言えば、役者はたくさんいる、作家は少ない。だからであろう、稽古に遅刻する役者は怒鳴られるが、本番ギリギリになって最終稿を上げてくる作家に対しては、大先生、よくぞ仕上げて下さいました、といった趣。「あの人は遅筆で有名」なんて、逸話にまでなってしまう。
まったくおかしな話である。

演劇人ならば、二三行書いて眩暈がするというような人たちを除いて(確かにそういう人も中にはいるようだ)、すべからく本を書くべきである。最近そう思う。
書いて初めてわかることがあまりにも多い。本を書かない役者の言う事を聞いていると、「ああ、この人も書けばこんなことは言わなくなるだろうな」というような事柄が多い。かくいう私も、書くようになってようやくわかったのだが。

第一稿なしで平然と稽古初日を迎えおおせる「作家の心臓」。私にも、そんな魔法の品があればと思う。
私は、とかく勝算がないと駄目なタイプなのである。(人は意外に思うらしい。)

勝算といえば。
目下、勧進今申楽の稽古中である。これも、ある日の稽古中、ふとしたはずみにある種の勝算を見出しているから、そこに向かって走れるのだろうな、と思う。
あの日はとても晴れていたので、外で稽古したのである。
陽の光を浴びながら、一人の女が、赤子を腕に抱きつつ歩んでいる。
折からの柔らかな風を受けて、子守唄か何か口ずさみつつ、歩んでいる。
私は、それを見て、美しいと感じた。
そして、ただそれだけで良い、と思った。

こういう勝算がある時の演劇は楽しい。誠に楽しい。困難も含めて楽しめる。

2007年06月21日

本稽古初日

修禅寺開創千二百年祭 勧進今申楽『修禅寺』、早いものでついに本番1か月前となった。
粛々とやるべきことをやって行こう。

今日の稽古あたりから、「演劇」と「芸能」の差が曖昧になってきた。自分でも、「演出」をしているのか「振付」をしているのか、どちらとも言い難い時がある。
正しい方向だと思う。

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