今月23日、修禅寺での座禅会に参加させて戴き、併せて勧進今申楽の台本をお寺様に奉納して参りました。
実は、公演翌日の7月23日、お寺での片付けが終わるや否や現地を発たざるを得ない状況でしたので、奥之院にも頼家公のお墓にもお礼参りが済んでおりませんでした。後日、近いうちに…と思っているうちに、あっという間に3か月が経ってしまいました。
ようやく、念願を果たすことが出来ました。
ちょうど公演のDVDも完成したところでしたので、台本と併せて御住職にお渡ししたところ、御法話のあと、御参加の皆様に上映会を催して下さいました。皆様大変真剣に御覧下さいました。そのあとで、御住職が「これ以上のものは、ない。」とおっしゃって下さいました。また、「能が効いていますね。」とも。
私自身は、このDVDに目を通すのは数回目でした。初めは、私自身の演技に忸怩たるものがあり、なかなか素直に目を向けることが出来ませんでした。が、やがて他の出演者の演技(囃子を含む)に深く引き込まれていくようになりました。また、私自身の演技がそれによって支えられていることも、見ていてよくわかるようになりました。
ですから、御住職をはじめ皆様が御覧下さったこの段階では、自分の演技をも含めた作品の全体を、わりと穏やかな心持ちで見ていることが出来ました。
私の中で、ようやくこの作品が一つの区切りを迎えることが出来たようです。