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「なんでもいいから、なんかやろーよー」

ある劇団の芝居を観に行った。芝居自体はなかなか面白かったのだが、帰りしな、その芝居の関係者に言われた言葉。
「元気?みんな心配してるよ。朧太夫が演劇界からいなくなっちゃうんじゃないかって。書いてる?」
はい、頑張ってます、今までの奴の再演のチャンスもうかがってます、とかなんとか答える最中、他のお客も劇場から出てくる。その中にも知り合いがいて、
「あ、朧さん。元気ですか?」
これまた幽霊でも見たような顔つきだ。前出の関係者が「ほら」と合の手を入れる。

確かに、もう少しペースをあげたいとは私も思っているのだが。

要するに、ポンポン書けるような才能がないのだ。年に3本だの4本だの。
特に今回取り組んでいる戦争ものは厳しい。想はなんとなく熟しつつあるのだが、とにかく書き出すのがえらくしんどい。これは一度、沖縄あたりに行かんとならんかな、いや下手に行くとかえって何も書けなくなるかもしれんぞ、などと悩みに悩んでいる。
正直、顔つきなんかもかなりゲッソリしてきていると思う。季節のせいもあるかも知れないが、最近は1日1~2食である。そして、これがある意味一番きついのだが、変な夢ばかり見るのである。

「なんでもいいから、なんかやろーよー」と、その関係者は言って下さった。「なんでもいいのかよ!」と心の中で突っ込みながらも、しかし、こういう底抜けな明るさが、今の私にはとてもよく効く。1月あまり前だったか、嘔吐下痢症なるものに初めてかかり、近所の病院で点滴を受けながら昏睡した時の感じにちょっと似ている。
「スクワレルー」という感じなのだ。

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2008年07月04日 00:43に投稿されたエントリーのページです。

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